5)「企業経営者のための電脳武装セミナー」  to English

   〜情報化による未来型経営の創造〜



  1.日時:8/23(土)14:00〜21:00

       8/24(日) 9:00〜11:45(1泊2日)

  2.場所:1日目:雇用促進事業団立西播磨コンピュータ・カレッジ

       2日目:兵庫県立先端科学技術支援センター大ホール

  3.ねらい:インターネットやパソコンといったツールは今やブームから常識に変わ

        ろうとしているが、企業経営の情報化についてなかなかはじめの一歩を

        踏み出せないでいる経営者を対象にこのセミナーを開設しました。

  4.概要:

   ・1日目:

    ア.講義:

       講師:とうしんネットすくえあ 代表 稲元 真悟 氏

       内容:「企業経営の情報化についてのインターネットの活用法」

          インターネットをマーケティング、求人、販売の分野に活用する

          方法や電子メールを利用してビジネスチャンスを広げる方策を学

          んだ。また、デジタルカメラを使って参加者が自己PRのホーム

          ページを作成し、インターネット上に発信する実習も行いました。

    イ.交流会:

          企業経営の情報化について参加者が日頃抱いている疑問を解決する

          ために、講師と情報ボランティアを囲み、和やかな雰囲気の中で話

          し合いを行いました。

   ・2日目:

    ア.講演:

       演題:「未来型企業経営のすすめ シリコンバレー革命に学ぶ」

       講師:はりまインターネット研究会事務局長 和崎 宏 氏

       内容:未来型企業経営のすすめ シリコンバレー革命に学ぶ

1.情報化の目的はなにか

(1) 生産現場、事務管理部門、そして営業部門へ拡がる業務改革
  事務機からコミュニケーションツールへ

(2) リエンジニアリングとリストラクチャー
  80年代後半の米国と90年代前半の日本の考え方の違い

(3) 70点社員を補完する情報通信ツールの活用
  満点社員を育てる時間と経費の余裕がない

(4) ムダを省いて効率化
  勤務形態の見直し
  共有化のメリット
  CIOの誕生と全社的意識改革

(5) 企業情報化のキーワード
  「スピード」、「フラットな組織」「情報の共有化」

(6) 大小に関係ない企業の二分化
  業種業態に依存しない新産業革命

(7) 勝ち抜く条件はビジョン構築
  「夢」のないところに「未来」はない
  迫りゆく日本経済の危機
  大変革は千載一遇のビジネスチャンス

2.情報化に対応した組織改革へ

(1) 「情報化とは何か」という社内議論を
  経営効率を向上させ、情報感度を磨き、企業の競争力を高める

(2) 新タイプ営業の特徴
  「営業情報の支援」−他社との差別化
  「企画提案型営業」−足で稼ぐことからの脱却
  「組織の営業」−一匹狼からチームセールスへ
  「顧客満足の営業」−リピートを生む営業スタンスの明確化

(3) スピードがビジネスを決める
  横並び的「日本企業の時間」から、即断即決の「米国企業の時間」へ
  ワンストップで変わる業務形態

(4) 組織的営業への転換
  気分から気持ちへ−活楽思考の仕事術

(5) ネットワークコンピューティングが企業を変える
  情報リテラシー開発の必要性

(6) 電子ネットワークを推進するポイント
  「よくばらない」「明確なメリットを」「情報共有を活かす」

(7) 「人の管理」から「情報の管理」へ
  管理職の役割を変える電子ネットワーク

(8) 避けられない企業風土、組織体制の変革
  経営課題の明確化

(9) 情報化の前にやるべきこと
  オープンな人事や査定
  フラットな組織づくり
  チームワーク営業の実践
  人間性の評価
  社員の経営参加
  ベンチャー(起業家)スピリットの導入

3.シリコンバレー革命

(1) シリコンバレーの歴史
  ゴールドラッシュから半導体の時代へ
  スタンフォード大学の誕生
  シリコンパレーの風土

(2) シリコンバレーの強さの秘密
  ライバル企業間を渡り歩く
  3つのOK
  失敗しても許される
  激しい企業の盛衰
  垂直統合に固執しない
  個人の発想を武器に

(3) シリコンバレーの影
  居住環境の悪化と企業の流出
  増えない雇用
  拡がる貧富の差

(4) シリコンバレー再活性化プロジェクト
  スマートバレーインクの誕生
  スマートスクールプロジェクト(PCディとネットディ)
  Public Access Network/Smart Voter/Youth@Work
  スマートバレープロジェクトの特徴

(5) シリコンバレーモデルの移植
  シリコンバレーモデルと21世紀の日本
  一方的礼賛は問題
  文化や価値観の障壁
  完全な自由化を受け入れる
  播磨に根付く可能性とプロジェクトの動き
  インターネット市民革命と企業としてあるべき姿とは


    イ.B-ISDNを活用した遠隔セミナー

       仕組み:大阪産業大学(大東市)の講師と、兵庫県立先端科学技術支援

          センター大ホール(播磨科学公園都市内)の参加者との間をB-

          ISDN実験網で結び、鮮明な映像による双方向での遠隔セミナー

          を実施しました。

     演題:「情報通信を活用したビジネス展開」

     講師:NTT神戸支店地域開発担当部長 幸長 敏尚 氏

     内容:ここ数年のパソコン、移動体通信、インターネットの普及と情報化の

         動向と企業経営への活用方法等について学びました。

  5.参加費:一人10,000円

  6.参加人数:12人



  7.参加者からの感想:

     ・参加者Aさん(姫路市、男性)

       「和気あいあいとした中にも、きらっと光るものを発見し、本当に有意義

        なセミナーに参加させて頂いた事に感謝致しております。」

     ・講師 稲元真悟氏

       「なんとか1日目の講師を務めさせていただき、ありがとうございました。

       つたない進行でなにかとご迷惑をおかけしたような気がします。

       (マシン上のトラブルも重なりましたし・・・)まだまだ勉強せなあかんな

       あ、と痛感しております。インターネットや電子メールの有益さがちゃ

       んと分かっていただけたか、少し不安です。私自身反省すべき点は多々

       ありますが、和崎氏をはじめ、このような素晴らしい機会を与えてくだ

       さった方々には大変感謝しております。本当にありがとうございました。

       これからもできる限りのお手伝いをさせていただくつもりでおります

       ので、どうぞよろしくお願いいたします。」



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