7)「はりまマルチメディアスクール文化祭」 ![]()
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1.趣旨:播磨科学公園都市のまちびらきフェスティバルの一環として、8月から実
施してきた「はりまこども風土記」の成果の発表と、今後、播磨地域の産
・官・学・民が一体となって一層の情報化を推進するため、パネルディス
カッションを実施しました。
2.日時:平成9年10月11日(土)13:30〜16:30
3.場所:兵庫県立先端科学技術支援センター大ホール
兵庫県赤穂郡上郡町金出地1479-6
4.参加費:無料
5.参加人数:約300人
6.内容:
(1)オープニング映像
西播磨地域で情報化をリードする各界の代表者のインタビュー映像
ビデオ映像出演者:龍野商工会議所事務局長 坂井 政彦氏
揖保川町教育委員会教育長 岸本 義博氏
日本福音協会山崎チャペル牧師 安黒 務氏
株式会社五つつの箱代表取締役 家永 周一氏
(2)開会の言葉
「親と子のためのインターネット体験講座」の参加者、小泉親子に講座に参
加した時の感想と開会の言葉を発表しました。
(3)B-ISDNによる遠隔交流
園部情報センター(京都府園部町)と先端科学技術支援センター大ホール(
播磨科学公園都市)とをB-ISDN実験網で結び、園部小学校の生徒14人と
播磨高原東小学校の生徒19人が遠隔で交流を図りました。自分たちの町の
特徴や特産をクイズ形式で出し合ったり、「友達になる」の手話を互いに交
信し合ったり、谷川俊太郎の詩「生きる」を群読したり、「あの青い空のよ
うに」を合唱しました。播磨高原東小学校の生徒たちは、多くの観客の前で
緊張したところもありましたが、和やかな雰囲気で園部小学校の生徒たちと
交流が図られました。
(4)「はりまこども風土記〜わんぱくちびっこ情報団〜」の体験発表・表彰式
はりまインターネット研究会事務局長の和崎宏氏の軽快な司会進行のもと、
会場のスクリーンにホームページの作品を映し出し、各参加校の先生やこど
もたちから作品の紹介と、「楽しかったこと」、「困ったこと」など参加した
感想や体験を発表してもらいました。また、各学校の取り組みに対して表彰
を行うとともに、ホームページ作りに協力した地域のボランティアの方々に
も感謝の意を込めて表彰状を贈りました。
(5)西播磨情報化宣言
ア.「はりまこども風土記」から西播磨地域の情報化へ
平野 知広氏(はりまインターネット研究会)
この事業全体に関わってきた立場から、こどもから社会へ情報化の広がり
の重要性をコメント
イ.パネルディスカッション〜西播磨情報化宣言〜
(パネリスト)
高橋 豊氏(姫路工業大学工学部教授)
坪田 慎一氏(姫路技術開発研究会会長)
松本 孝一氏(兵庫県知事公室審議員(情報通信担当))
和崎 宏氏(はりまインターネット研究会事務局長)
(コーディネータ)
山本 誠次郎氏(兵庫ニューメディア推進協議会地域情報化
専門部会西播磨分科会リーダー)
内容:今回の子供達の取り組みをどう発展させて行くかについて議論を交わ
しました。今回の事業を通じて西播磨地域の情報化を推進する産・官
・学・民のネットワークが芽生え始めたが、それを継続・発展させて
いくためには組織化が重要であるとの意見がでました。
7.参加人数:約300人
8.参加者からの感想:
・参加者Aさん(相生市、男性)
「文化祭、とても感動しました。パネルディスカッションでは、継続・発
展の困難なるがゆえにその重要性を痛感させられました。と同時に官学
民の交流にはキーステーションが不可欠だと実感しました。『はりまイ
ンターネット研究会』はそれを身をもって実践しているという先見性に
、改めて敬意を表します。」
・体験発表・表彰の司会者兼パネリスト(和崎 宏氏)
「私にとっては、あっという間の3時間でした。本当、何をやっている
のかわからないというのが実感。でもたくさんの笑顔に巡り会えて、『
やってよかったな』と心から感動しました。それもこれもメーリング
リストでご参加の皆様の、温かいボランタリーに支えられたものです
。心からお礼申し上げます。昨日CASTに集まった子供たちには、き
っと何かが残ったものと確信します。そして、先生方や私たちには、『
つながり』のきっかけが生まれたのではないかと思います。まだ心細
い糸ではありますが、これを太いネットワークに育てていきましょう
。そうすると、はりまは教育を切り口に、きっと胸を張って自慢でき
る地域に変わってくるのではないかと思います。10月11日が、情報
化の誕生日、高(好)感度都市はりまのめざめでありました。」
・「はりまこども風土記」参加校教諭兼情報ボランティア
「分刻みの進行予定がみごとに進んでいったのには、おどろきであり
ました。子どもたちにとって少し緊張した、楽しい1日をすごせた
ものと思います。園部小学校との交流よかったですね。B-ISDNの
力なのでしょうね。限られた時間内にプログラムをこなさなければ
ならない子どもたちには、たいへんな交流だったでしょうが、絵あ
り、瞬時のやり取りあり、音楽あり、失敗あり、あんな交流ができ
れば素晴らしいなと思いました。遠い先ではないような気がします。」
・「はりまこども風土記」参加校教諭
「西播磨の小学校もこれを機会にして、交流を広めていかなくてはと
思いました。本校もインターネット用のパソコンがやっと入りまし
たのでこうしてメールを送ることができ、たいへんうれしく思いま
す。これから、少しずつ練習して、子供たちが主役の学校ホームペ
ージを作りたいと思います。」
9.【関連行事】
(1)展示
ア.日時:平成9年10月10日(金)〜10月12日(日) 9:00〜17:00
イ.場所:兵庫県立先端科学技術支援センター展示室
ウ.入場料:無料
エ.内容:
・「はりまこども風土記〜わんぱくちびっこ情報団〜」展
「はりまこども風土記」の参加校で、先生とこどもたちがデジタルカメ
ラで作成した作品をパネル展示しました。
・「集まれ!はりまインターネット元気人」展
インターネットを活用して、西播磨地域の情報発信やまちづくりに取り
組む個人、企業、団体を応募し、それぞれの取り組みをパネルにより紹
介しました。
(2)「マルチメディア縁日」
ア.日時:平成9年10月10日(金)〜10月12日(日)10:00〜16:30
イ.場所:兵庫県立先端科学技術支援センター展示室
ウ.参加費:無料
エ.内容:パソコンを使った縁日。誰でも簡単に楽しめる『マルチメディア金
魚すくいゲーム』や『鰻釣りゲーム』を使って来場者の皆さんに縁
日気分を体験してもらい、時間内により多くの得点を稼いだ方には、
昔なつかしい玩具や駄菓子などをプレゼントしました。
10. 全国への情報発信
文化祭の模様は、兵庫衛星通信ネットワークを活用して、全国の自治体や
ケーブルテレビ局に情報発信しました。