先生からひと言

      鐘ヶ江一宏 教諭

「こども風土記ていうものがあるんやけど。」

「何やそれ。」「風土記いうたら昔のことを調べるんけ。」

「何やパソコンで何かするらしいで。先生もようわからん。」

「先生もようわからんことするんやったら、何や難しそうやなあ。」

 夏休み前の会話である。子供たちは「インターネット」の言葉を聞いたことはあるが、どんなものか知っている者はほとんどいなかった。

 また家庭にデジタルカメラがある者が何人かおり、そのおもしろさを興奮ぎみに語る者もいた。

 このようにして始まったが、子供達の日程が合わない。校区内の写真を撮る場合も、今年の夏は色々と事件などもおこっていたので、子供たちだけに任せることができない。コメントがなかなか集まらない、自分自身の技術力がなく、時間が割けない。

 半ばあきらめかけたが、関係諸機関の皆様のおかげで、やっと作ることができた。この場をかりて感謝の意を表したいと思います。

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